今日は恋愛初心者でも日常で活かせる心理学を紹介しますね。
わたしが10年勤めた部署は100名ほどで広いフロアでした。半分が男性、1人気になる、というか仲良くなりたいと思える同じ年頃の優しく真面目な男性がいました。
ですが、目を合わせるのも苦手、話しかけることのもできない性格でした。女性はわたしと同じ世代のもっと可愛いく会話も上手な子もいます。
たまたま話す機会ができて話しても、大して盛り上がらず、どうして他の子のように楽しい会話にならないんだろ、と自分を責めてもっと近づかなくなりました。
小学生のころに強制わいせつ行為をされたため、男性に対して恐い、という気持ちもありました。
テーブルを隔てた離れた所から、彼と仲良く話す女性をみかけると「うらやましい」と遠目から思うばかりでした。
わたしたちは今まで好きになった人、気になる人と会話をして心を通わせたりすることで好意を持った経験が多いはず。
当時のわたしはそんな会話をするチャンスがなければ、出会いすらないとあきらめてました。
ところが一方で、心理学を学んでみたら自分でも気づかなかいけれど好意を持つという人の心理があることを知りました。
今日は、その「単純接触効果」の話をします。
単純接触効果とは
単純接触効果とは、ただ何回も接触するだけで相手の好意が増えるという効果です。
たとえば、バスや電車、仕事中に廊下ですれ違ったりすると、話したことがない人であっても、何回も会うことで人は相手への親近感が増す傾向があります。
それは声でも、写真でもかまいません。(1番は直接会うことですが)もう引退されましたが、お昼に必ずテレビに出るタモリさんとかわたしたちは単純接触効果で好きになってそうですね。
これは、恋愛を進めるうえでも効果的です。
まだ親しくない人と仲良くなりたいと思うけど近寄れない、話しかけられない場合にも使えますね。
また、彼との距離が一時的に離れた時でも定期的に電話するのだって単純接触の効果があります。
お互いゆっくり話す時間がない場合、回数を重ねればいい。短い時間で一言の挨拶「おはよう」または「おやすみ」だけで切り上げて負担を軽くすることもできます。
わたしの場合
わたしの場合、社内の男性や同僚の女性とも避けずに挨拶からはじめました。
付き合った後や結婚後も相手との絆を深めるのに使えます。彼の仕事が終わったら連絡をくれる、というのが多いです。時にはそのまま夕食どう?と誘ってもらえることも。電話越しにでも穏やかに優しく「終わったよ」と報告を聞くと、頭の中で彼のすっきりとした顔で笑顔で話をする姿が浮かんできて嬉しいですね。
FBIも使ってる
単純接触効果の例としてわたしが面白いなあ。と印象に残ってるのは、アメリカのFBIが他国のスパイに近づく話。
プロのスパイ相手なので、警戒心を抱かせないようにするために、はじめは1ブロック先のビルの角で立ち、ターゲットの視界に入るか入らないかまで行く。
そして、通りすがりに1秒ほど目線を送る単純接触を行う。
これを何ヶ月も続け、ついにスーパーで話しかけると、相手はFBIだと気づいたにもかかわらず、好意を持って話を聞いたそうです。
なんだか、映画007の世界じゃないですか?
ボンド、ボンドガールになった気分で、ちょっと使ってみるのも面白くありませんか^^
あゆみ
コメントを残す