【3話】 大手会社員のやさしい彼からのプロポーズを断った理由。

プロフィール3話

これは、私が夫と結婚して専業主婦になるまでのことを振り返った話です。

 

大手会社員のやさしい彼からのプロポーズを断った理由ですが、結論をいうと、自分に自信がなくて、彼と支えあって、一緒に成長していこうと思えなかったから

 

結婚をゴールとは思っていなかったけれど、
その先の生活が楽しいものだと思えなかったのは、わたしが当時、人生でどんなことがしたいのか、目標がなかったから。

 

 

 
結婚はタイミングだとよく聞きます。
彼を支えようと思った時期はありましたが、
2年間、結婚を待つうちに気持ちがかわっていきました。
何も言わない彼を信用できなくなっていきました。

 

 

もっとわたしに自信があって、
楽しい人生を想像できる女性だったら、
彼に結婚したいともっと早く思ってもらえたと思います。

家族が心配で安定した仕事に就こうと思った大学時代

大学の頃、親に仕送りをしてもらいながら「いずれ自立しなくてはいけない」と強く思うようになりました。

 

 

両親はすでに中学生のころに別居状態。
父は早期退職後に経営者になると意気込み、詐欺師に騙され、架空の事業に投資して2000万くらいをあっという間になくなり、まだ借金があるにもかかわらず友人にお金をかして、返済しても利息で借金が減らずに増えていく・・・。

 

 

父は高金利で問題となり過払い請求として話題になった武富士からお金を借りてました。
母に「生活費が足りない。支援してくれ」と度々連絡をしていたそうです。

 

 

母には結婚したときの父が家族を思いやる素晴らしい男性にみえたそうです。
父はまじめな働きものですが、こどもより自分の夢を追う人でした。
家族を危機に追いやってでも。
母は家族のためにノルマの厳しい保険営業で夜も週末も休まず、ハゲても疲労で何度倒れても働き、わたしを大学まで入れてくれました。

 

 
妹のことも心配でした。
水商売から昼間の仕事に転職し、つぎの仕事が続かずに半年くらい転々として、親が働けなくなったらわたしが助けなくてはと思ってました。

 

 

わたしだけでも確実に働けるようにならないと。
大学をなんとか卒業して何かあったときに両親や妹を支えられるようにならなきゃ。

 

 
どんな業種でも良いから、大手にしよう。
確実に続けられる職場で、

長く働こうと決めました。

 

 

とはいえ、摂食障害もあってゲーマーでコミュ障、深夜逆転するような学生。
それでも働いて自立しようと、なんとか大学を卒業。
就職活動も早くから対策をしました。
せっかく痩せたのに、
ストレスで10キロ以上太りました(笑)

 

 

苦手な面談試験は何度も何度も練習。
ホテルのウェイトレスで鍛えたお辞儀と先輩から学んだ明るい笑顔が役に立ちました。

 

 

それから、営業をしている母親の紹介で大手企業の男性役員にも数名付き合ってもらいました。
おそらく1人は母の浮気相手でした。

そんなことを気にする余裕もなかったので、男性恐怖症の気持ちも押し殺して教えてもらいました。
今までのバイトの修羅場に比べたらマシな方(^^;

母から紹介された人たちは、とても面接官の気持ちをわかっていたし、明るく堂々とした話し方の見本をみせてくれ、良いアドバイスをしてもらったと思います。

 

 

面接当日、 ネットゲームのモンハンメンバーに「行ってらっしゃい!」
と勇気付けられて、
家を出発した思い出があります。
おかげで会社までの憂鬱な時間でも、「電車の窓から見える景色のどこかにモンハンメンバーがいるんだ、私は一人じゃないぞ」と思ってしっかりした足取りで向かえました。
不登校のころは、学校の通学路でよく引き返していたので(泣)

 

 

いろんな人のおかげで、東京駅から近い金融の大手企業に無事合格。
私の人生がまた大きくいい方向へ変わりました。

新人OL時代

入社直後、就職活動というストレスで太り、現実を知るのが怖くて体重計に乗れなかった。
最後に乗ったのは 65キロ以上だったかな?
スーツはどんどん小さくなり、入社式でははち切れそうなほど。
買ったあとに太り続ける(泣)

 

 

そんな時に、会社から社内向けの冊子に新人を写真付きで紹介するから、写真を用意してくれと言われてしまった。

 

 

太った写真は載せたくない!

 

 
社内では過去10年以上の冊子を保管して、「この人の入社したころはね」と話題にする人もいる。

 

 

最近太ったのだから、
痩せてた写真でも良んじゃない?
どっちも私だ!

 

 
ということで、大学時代の痩せていた頃の写真を使うことにした。
以前に箱根の山を1日3~4時間ジョギングして体脂肪17%の頃。
写真と現物はどう見ても別人だが(笑)

 

 

出来上がった冊子が全社に配られた。

するとすぐに同期の新人男性が声をかけてきた。

(同期の女性経由で誘われた)

 

 

東大院卒、他国立大のエリートコースの他部署から4名ほど。
写真でそこまで声がかかるなんて・・・

 

 

同期の女性経由で彼らから誘われ、
会社帰りに数人で食事をした。

 

 

男性たちの第一声。

 

「写真と違うね!」

 

3回も言われちゃった…。
本人ですよ。
太ったんです。

 

 

そんな明るい話題をしながらも、もしかしたら危険な男性かもしれない。
笑顔の裏で警戒しながら何度も顔が赤くなり、グラスばかりみていた。

 

 

そんな食事が2回ほどあり、
帰り際にそのなかの1人が照れながらメルアドを聞いてきた。

 

 

彼は話すと豪快に笑う。

仕事にやりがいがないことが私たちの共通点。

数少ない嬉しい事は報告して祝い合った。

 

 

そんな彼と何度か会ううちに、向こうから告白してくれて、気づくと付き合っていた。
ただ1つ、ちょっと普通のカップルと違ったのは、男女のふれあい(キスとかそれ以上とか)が出来なかったこと。

彼には、付き合う前に私に男性恐怖症のトラウマがあることを伝えた。
手をつないだり男性の下心を感じると途端にその男性が苦手になってしまうからやめてほしいと。

 

 
彼は会話するだけで楽しいと言ってくれた。

 

 

 

 

それでも良いと言ってくれたことが、とても嬉しかった。

 

 

穏やかな彼と順調な付き合いが続く一方、
新しい仕事ができずに私は仕事を辞めたいと毎日考えていた。

相変わらず泣き虫で、
会社帰りに東京駅まで歩いて帰ったり、
ストレスで蕁麻疹がでたこともある。

 

 

彼と付き合ったけれど、顔をみて話すのは相変わらず緊張した。
トラウマの妄想をしたら、こんなに大切にしてくれる男性を嫌いになってしまうかも。

 

 
今思えば、社交性が低い自分を受け止めてくれる彼に甘えてた。

 

水泳とヨガで13キロ減

当時の私は、
せっかく付き合ってくれたのだから、
きれいな女性になって喜ばせようと考えた。

 

 

今度はマラソンじゃなく水泳で痩せてみよう!
毎日2時間クロールを続けて
肩がムキムキに(笑)

 

 

体脂肪20%。
写真の頃の17%までいかないけれど、
デブではなくなった。

 

それから、水泳だと筋肉が付きすぎるのでホットヨガに週4~5日で通うようになった。

  

 

 

すると、あっという間に肩や太ももが細くなり、さらに5キロ痩せた。

 
見た目が変わるのって楽しい。

 

週末は彼と映画をみた。
銀座の地下から地上への階段を上がっているうちに、
体が軽くなっていることに気づいた。

スカートから以前より細くなった足がみえる。

 

 

彼の前でくるくるっとまわって踊ってみた。

20代でもはしゃぐほど嬉しかった(笑)

 

結婚を意識

3ヶ月ほど働いて、やっと夏休みに入り、九州の実家に一人で帰省した時、
夕食に私と1つ下の従姉妹(いとこ)と祖父3人でお好み焼きを食べにいった。

 

 

食べ終わってから、普段は無口でおとなしい祖父がじっと私たち孫をみてきた。

 

祖父「わしゃ、もう年じゃけの。そんなに長く生きられん。孫の結婚式にでたいと思うとるけどな。まって3~4年じゃ。」

 

と微笑みながら言った。
1つ下の従姉妹は、

 

従姉妹「私、無理っちゃ、じいちゃん!」

 

一方、付き合ってる男性がいた私は
私「・・・。できるかも。がんばる!待ってて!」

 

と自信たっぷりに答えた。
両親が共働きで、小さい頃から寂しかった私を祖父や祖母はたくさん世話をしてくれていた。
祖父がウェディングドレスの私をみたら、絶対に喜んでくれる!

 

 

 

それから付き合っている男性と結婚を考えはじめた。
彼に祖父に言われたことを伝えると、
正月には実家の両親と親戚に挨拶させてくれた。

  

 

そのことに安心した私は妹が結婚して二人暮らしのアパートが広くなったので、うちに来ないかと誘い、同棲することになった。

 

 

ところが、半年なにも起きない・・・
プロポーズはまだかな?
お祭りの帰りに私は小声で伝えた。
「29歳までには結婚したいんだけど。おじいちゃんやおばあちゃんに、ウェディングドレスみせたい」

 

 

それまで私は結婚の話はプレッシャーになるから出さなかったのだけれど、このままゆっくり待つ時間が私にはないと焦った。

 

 

あっという間に2年が経った。
彼とは相変わらず仲の良い友人のような会話が続き、本当にお互いを理解できたような気がしていたが、少しづつ彼が結婚するつもりはないのかもと思いはじめた。

プロポーズ

また誕生日が来る・・・。
祖父も祖母もボケがすすんでもう歩くことも出来なくなっていた。
祖母は私のことがもうわからない。
会社帰りにご飯を食べながら来週の自分の誕生日を想像して落胆しているとき、彼が高価そうな白い小包をテーブルに置いた。

 

私「これは?」

 

小包を開けてみると
大きなダイヤの婚約指輪だった。

 

 

遅いよ!(心の声)

 

私「今更・・・結婚式でウェディングドレスきてもだれも喜ばないよ。」

 

うれしい気持ち2割、8割が怒りと悲しみだった。
祖父母に見せられなかったことが悔しくて、涙がでてきた。
もしかしたら、うれしかったのかもしれないけれど。

本当に結婚したいと思ってたんだ
もっと早くがよかった

 

彼「今からでも大丈夫だよ。ウェディングドレスを見せてあげられるよ」

 

 

そう言われたけれど、
翌日になっても私は彼に返事ができなかった。
もう結婚しなくてもいいと考えていた。

 

結婚しなかった理由

泣いた理由は言えなかった。

共に支えあって、成長しようと思えなかった。

 

 

祖父母に幸せな私を見せたかったから結婚したかった
彼と結婚しなくても、友人として今で十分幸せだ
一緒に食事をして、仕事の話をして、
くだらない世間話をしたりするだけで楽しかった。

 

 
こどもはいらない

 

 

1ヶ月じっくり考え、指輪を返した。
彼には申し訳なかったけれど、
私じゃなく、別の女性の方が幸せになれそうだと思ったから。

 

 

彼の当時の収入は700万~800万。
専業主婦になって好きなことしたら?
とも言ってくれていた。

本当に優しすぎる。

 

摂食障害の自分が嫌いで、 家族をつくる資格なんてないと思っていた 。
職場では会話が苦手で職場で笑われ、失敗も多い。
彼を逃げ場にしたら、もっと自分が弱くなる

 

 

 

 

 

彼が出て行って、会社で会うときはとても気まずかった。
あ~。
社内恋愛ってきついな(笑)
と思いながら、いづれ時間が解決してくれるだろうと思っていたら・・・。

 

 

数ヶ月後に彼が会社を辞め、海外の業界大手に転勤していた。
もっと給与の高い仕事にチャレンジしたくなったようだ。
頭の回転の早い数学の専門資格を持っていた彼は、多分そこでも十分活躍してるとおもう。

 

 

彼が家をでたとき、母は「なんて良い人をふってしまったの?本当に良い人だったでしょ。」
と言いながら、一人泣いていた。

 

 

胸が痛かった

彼は優しくて一緒にいて楽しい男性だ。
プロポーズしてくれたのになんで決断できなかったのか?

 

私は彼のことを受け入れられるほど大人の女性じゃなかった。
そんな気持ちを伝えられたら、
彼はきっと、共に成長しようと言ってくれたと思うけど

 

 

自分も彼も信じられなかった。

 

一日4時間ヨガ時代。

メンタルが弱いんだ。と自覚した私は、趣味で時々やってたヨガを修行のように1日中するになった。

ヨガ歴は長い。35歳の今は16年目だ。

大学生の頃から趣味で続けてて、気づけば1万時間はヨガしてることになる。

社会人になってから年間20万習い事として通ってるから200万以上使ってる(笑)

 

 

会社の休憩中の30分や会社帰りに直行して3~4時間ヨガスクールに通った。

気づけばヨガの店長や他のヨガインストラクターから誘われるほど上達。
ヨガのインストラクターだと福利厚生がほとんどないのでお断りした。

 

夫と出会ったきっかけ

そんなある日、会社の交流イベントのために部の希望のみ野球を見に行くことになった。
本心はいつものようにヨガに行きたかった。

 


話が苦手な私は上司にお世辞がまったくできない。
参加して積極的な姿勢だけでも示そうとした。
(サラリーマンの思考 笑)

補足
以前、飲み会で冗談で課長が「僕におべっかいってごらん?」と言ってきたことがあった。

私は男性恐怖症のトラウマが蘇り、嫌です!ときっぱり言って、
「こんなセクハラ会社は辞める!」と本気で翌日辞表もだした。
上司は慌てて冗談だったと言ってくれ、笑って撤回した。
そのときの上司がイベントに参加するので、お世辞は言えないけど誠意を表せるかな、としぶしぶ参加した。

参加すればいい。

 


当時の私はおしゃれには気を使っておらず、
ほぼすっぴんの薄化粧。
スーツは入社当時から買ってない。

年中、週2回来ているボロボロの青木スーツ。
スカートの裾は傷んで破れて、何度も自分で縫い直していた。

 

 

そんな格好でも、その日、夫は私に一目惚れしてくれた。

4話へつづく
結婚前提で付き合った彼にフラれた!?

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