【1話】どん底から這い上がって普通の生活を目指す話

お米が好きな日焼けを気にする小学生

ごはんと味噌汁の写真。

小学生の頃のわたしには、2つ悩み事があった。

1つ目は男性恐怖症。
小学校3年の頃、父と同じくらいの男性から強制わいせつ行為を受けた。
そのことがきっかけで、人と顔を合わせると何かされそうな恐怖におそわれるようになった。
吐き気や不快な感触を思い出し、考えないようにバリアを張って緊張するようになった。

 

 

2つ目は、外見のコンプレックス。
2つ下の妹の目鼻立ちはくっきりとして、まゆもしっかり、手足も長い。
母は、妹をかわいいと言うのに、わたしには言わなかった。
知り合いにも自慢するのは妹だけ。

妹に嫉妬した。
わたしはのっぺり顔。
手足も長くない。
色白で日本人形みたい。

自分の顔がきらいになった。

 

 

両親は共働きで、学校が休みの日はよくおばあちゃんの家に預けられた。

男性恐怖症のことは親にも言えなかった。
外見のコンプレックスは、
寝る前におばあちゃんに弱音を聞いてもらっていた。
やさしく手を撫でてもらうと、安心して眠れた。
  

おばあちゃん「あんたは色が白くて可愛いっちゃ。『色が白いは七難かくす』ちね。」

 

 

おばあちゃんの家は米屋だった。
食事はいつも和食。
前の晩にお米をとぐ。
翌朝8時になると、
2階から降りてきて
小魚でダシを取って、
近所の豆腐屋の豆腐を小さく切って、味噌汁をつくる。
大きな圧力釜からシュッシュッと湯気がでたら、良い香りがしてくる。

真っ白いご飯をその日みんなで食べる。
夜にお腹がすくと、
残ったご飯でおにぎりを作ってくれた。

 

 

炊きたてのご飯の香りが大好きだった。
新米のおいしい米は、
本当にいい香りがする。

 

 

わたしたち姉妹は、
小学校から変わりばんこにご飯をつくるルールだった。
30分以上キッチンに立つと早くしてくれと妹から言われる。
お互いに好みが違うので、
それぞれが好きな物をつくった。

 

 
妹はおしゃれでスタイルもよく、学校イチのかわいい子という評判。
中学校ではタレント事務所に所属して活動した。(学校との両立が難しくて辞めてしまったけど)

 

色が白いが七難隠す。
妹に勝てるのは白い肌だけだ。
日焼けだけは気をつけよう。
中学生から日焼け止めを365日塗りつづけるようになった。

 

動物から教えてもらった言葉以外のコミュニケーション

学校から帰るとペットのインコと会話するだけの日々。
飼っている黄色いインコは、
楽しいときはフワっと膨らんで、
低い声を出しながら
人差し指の上で小さなステップを踏んでくれた。

言葉がなくても、目線やしぐさ、息づかいでどんな気持ちなのかが伝わってきた。

感情を言葉以外で表現できることを教えてくれた。

 

人が苦手

その頃、父が黒いベンツをまた数百万のローンで買った。
母は営業の仕事で固定給ではない。
来月の成績が悪かったら家計がまわらない。
誰よりも早く出社して、綱渡りのような仕事のノルマで疲労していた。
そして、ついに他の男性と付き合うようになって帰らない日もでてきた。
父は出張が多くて数週間は帰って来ない。  

 

 

私と妹は渡された食事代でやりくりしながら、夜は親がいなくなったらどうするかを話合い、幼いわたしはおばあちゃんの家まで歩いて行こうと考えていた。
新幹線で7時間、1500㌔以上あるのに(笑)

 

 

母は仕事では独身の子なしという設定で営業していた。
だから、町は 一緒に歩けなかった。
 


「私たちのために働いてくれているけど、なんだか母に嫌われてる?」

 

親と話そうという気持ちがいつの間にか消えた。
笑顔も消えた。
そのうち両親から「可愛くない」と言われるようになった。

 

 

家にいても居場所がない。
悲しくて布団の中で泣く日が何度もあった

 

 

そんなある日に妹があることを教えてくれた。

 

「最近、お母さんとお母さんの友達の3人でご飯を食べるの」

 

!?

高級料理を食べに行くらしい。
勇気をだして、
母に連れて行ってほしいとお願いしてみた。

 

母「あんたじゃ無理。きちんとした服もないし、挨拶できないでしょ!」

 

くやしいけど、そうだ。
妹と同じ服を来ても、なんか違う。
笑顔で挨拶もできない。
たとえ食事に参加しても楽しくはないだろう

 

でも、家族として紹介してほしかった

 

 

料理の残りをパックに入れて持ち帰ってくれた。
もう、食事はどうでも良かった。

 

 

可愛くないから愛されない、いない方が良い存在なんだ。

 

高校になると学校では彼氏の話をする女子が増えてきた。

女の子ともだち「この前、彼がぎゅって抱きしめてくれたの~」

(心の声)ひっ

男性恐怖症さえなければ。
友人のうれしいことを心から祝えたのに。

とても仲の良い子からそういう話をされた時は、「ごめん、苦手なんだ」といいながら、その子のことをつい軽蔑の目でみてしまった。

子供が安心して過ごせる家庭をつくりたいと決心した高校時代

星空の写真。

心が折れそうなとき、宮沢賢治の小説を読んだ。
「銀河鉄道の夜」が一番好きだった。
宇宙の海原を表現する文章が面白い。
きれいな景色を想像して楽しんだ。

青白く光る銀河の岸に、銀色の空のすすきが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立てているのでした。

宮澤賢治「銀河鉄道の夜」 (青空文庫)


主人公のジョバンニは、
病弱な母のために幼いのにアルバイトをして、やっともらえた給料で買った牛乳を母にあげるやさしい子。

 

 

もうひとつは「よだかの星」
みにくい外見でみんなから嫌われものの「よだか」は、虫を殺して食べながら生きていくくらいなら死んだほうがマシだと、星になる話。

 
貧乏でも、みにくい外見でも、相手を傷つけたりしない。死んでしまうけれど、自分なりの生き方を探す「よだか」が

すごくカッコ良かった。

 

 

ふりかえってみると、
わたしの両親との思い出はさびしい思い出が多い。でも与えられた環境を前向きにとらえるしかない。

わたしの子供は安心して過ごせるようにしよう
あたたかい家庭をつくろう
と強く思った。
いつか、守りたい人ができたらどんなに醜い人でもその人の味方でいよう。

 

辛いときにはそんな遠い将来のことを考えると、冷静になれた。
でも今では、本と出会えた環境と、買えるお金をくれた親に感謝している。

 

 

コンビニで働いてみる

コンビニで働く女性たち。

高校生になってバイトをやってみることにした。

母「来月は家賃が払えないから家を出るかもしれない」

 

 

中学になった妹はヤンキーになっていた。


妹は警察に補導され、
わたしはゲーマーで引きこもるようになった

母はストレスで頭がハゲた

 

 

このままじゃ、だめだ。

 

アユミ
職業訓練のつもりで働いてみよう

 

 

小学生のわいせつ事件をきっかけに、会話をしない人生をおくろう!と勝手に決めて高校生まで大きく育ってしまったわたしは、片言しか話せないレベルのコミュ障だった。

 

 

「アギガゴザイマシタ」
「イ・・イイラッシャイマセ」

濁音からのスタート。

 

 

お客がいない間の時間が苦痛だった。
同僚と無言の時間。

 

 

仕事に集中することにした。
テキパキと商品の陳列や掃除をして、結構まじめだったと思う(笑)

 

 

挨拶の練習

バイトをしながら意外にも楽しみがみつかった。
 

「挨拶を練習すること」

 

簡単な言葉を覚える。
実際に使う。
何度もくり返す。

 

 

しばらくして滑舌が良くなった。
気づくと短い挨拶は普通に話せるようになった。
上達する感覚がとても新鮮だった。

 

「いらっしゃいませ」
「ありがとうございました」
「お箸は何膳ですか?」
「温めますか?」
「~円になります」
 

心の中で今のは「り」がだめだ。
「ます」が消えちゃったぞ。
修正しながらくり返す。

 

 

お客の顔は見れないけど、話せるようになった。


摂食障害

摂食障害で鏡をみる女性

バイトのおかげで好きなものが少し買えるようになり、学校帰りにマクドナルドに寄ってみることにした。

できたてのポテトLを初めて食べてみた。

 

アユミ
おいしい!

 

翌日もマクドナルドへ行った。

数日連続で行くうちに塩分で顔がむくみ 、体重が500g増えてしまった。
これではますますブスになる!
わかっているのに店が見えると買ってしまう。
さらに食べる量も増えていった。

 

ある日、お腹いっぱいに食べた後で吐き気がしてトイレで吐いた
気づくと過食嘔吐を毎日つづけて、
一番のストレス解消になってしまった。

 

摂食障害は私の体だけでなく心も傷つけた。
耳の下の唾液腺が膨れて、オタフクのような顔になった。
1日ダルくて集中力も低下した。
朝起きてから食べたいものを考えて、
夢中で食べてから嘔吐。
疲労でフラフラしながらベッドに倒れて寝る。 手の震えも出るようになり、箸がまともに持てなくなった。

 

けれども、 
他のストレスを忘れることが出来た。
まるで薬物中毒のようなひどい生活だった。

 

ドン底からみえたきれいな雫(しずく)

水滴の写真。

人に会うと、とくに男性に吐き気がするし、

コミュ障で外見にも自信がなくて

自分がみじめだと思うことばかり。


体が壊れてもいいから今の状態から逃げたい。

 

 

学校へ行く途中、足がとまって家に戻った。

途中のコンビニで買ってきたカッターを手に

風呂場で手首を切って死のうとした。

 

数ミリの傷をつけた。

 

「あ~。これで死ねる。」

次は本気で死のうとカッターを強く持って

力いっぱい切るぞ!と思いながら、

ひと息ついて

シャワーから流れる水をみたとき、

ふと

「水がきれいだな」と思った

シャワーの水のしずく1つ1つが、

色々なかたちを作って、

キラキラと光りながら流れていく。

 

 

水ってキレイ

 

あれ?
なんでキレイって今思ったんだろう

 

 
死のうとしてるのに、どうして美しいって思えるんだろう

 

知りたい

 

 

美しさってなんだろう

 

 

私にはやってみたいことが見つかった。

この日は人生に絶望していたのに、
なぜか生きてみたいという気持ちが沸いてきた。

 

夜のバイトを始める

ウェイスキーで乾杯する写真。

高校卒業後、芸術の大学を目指しコンビニで2年働いた。

だけど、男性と話すときには恐怖と緊張で息が苦しくなり顔が赤くなって隠れるように逃げる毎日。

 

 

 

このままでは仕事ができない。

 
もっと楽に生活したい。

男性恐怖症を治そう。

 

 
普通なら精神科とかに行くかもしれないけど、病気の自覚がなかったし、知っていても精神科に通い続けられるほどお金に余裕がない。
 

 

そうだ、

働きながら男性への恐怖を克服しよう。
思い切って、キャバクラで働くことにした。

 

 

その頃、すでに妹がキャバクラで働いていた。
私には向いてないのはわかってる。

 

 
コミュニケーションスキルがまったくない。
見た目にも自信がない。
危ない目にあるかもしれない。


でも、失うものは特になかった。
とにかく克服しないと前に進めない。


2つ目的があった。
①男性から誘われてもはっきりと断れるようになること。
②男性を誘う女性への嫌悪感をなくすこと。

 

色んな男性の生活

暗い広い空間に
上からの照明が当たってる小さいテーブルが10個くらいみえる。
テーブルの間を男いスーツの男性にエスコートされて、短いスカートをヒラヒラさせながら履き慣れないヒールのくつでヘコヘコと歩いた。

 

 

いったい、これからどんな気持ち悪い男性の横に座るんだろう、と怯えながら席に着いた。

私「はじめまして、ハル(ニックネーム)です」

男性「はじめまして。」

・・・。

緊張して息をするので、せいいっぱい。
怖くて顔が見れない。
テーブルの上のグラスを見ながら、何を話そうかと考える。
あ~。顔がほてってくる。
(暗くて見えてないのはラッキーだった)

男性「キミいくつ?」

私「18です。」

笑顔が引きつる・・・。

 

まったく盛り上がらず、視界がぐるぐるしてきた。あっという間に黒いスーツの男性に呼ばれて席を立った。
そんなことの繰り返し。

 

ある60歳過ぎの男性のお客は、

 
「おれはキレイな女性が好きなんだ。キミじゃなくて、あの人をまってるんだよ。」
 

と言って、見向きもされなかった。
ずっと離れたテーブルに座っている20代の女性に熱い視線を送っていた。

 

 

誘われる女性になってみるどころか
視界にすら入ってない(笑)

 

人気の女性は笑顔の絶えない女性だった。

 

同じタイミングで入店した女性との会話を今でも覚えている。

20代のショートカットの小柄なハーフ顔の大人しい女性だった。

 

 

お客の席に案内される待機席で、
時間つぶしに話をした。

女性「いつから働いてるの?」

私「はじめてです。」

女性「あら。私は何度か別の店でも働いたことがあるの。子供の世話でしばらく休んでたんだけどもう一度働こうと思って」

くわしく聞くと、夜でもやってる託児所に19時に子供を預けてるから手元に入るお金が少なくて生活が苦しいらしい。

店長に時給を上げてほしいとお願いしたそうだ。

 

大学生みたいに見えた横顔は、
1児の母には見えないほど可愛いらしかった。

 

 

数日働きながらその女性と話をしていると、店長に気に入られて時給を上げてもらえるようになり、送迎も店長がしてくれるようになった。
店長に言い寄られて困っている。
でも断れない、と。

 

 

彼女の横顔をみてると
嫌な男性を拒否したいけど我慢しているようにみえた。
なんだか、わいせつ行為をされていた昔の自分を見ているようだった。
 

この人は子どものために我慢してるのか。

 

 

一ヶ月ほど働いた。

指名がほとんどない。

男性をほめる練習をしてみた。

 

 


あからさまだった。

あまり喜んではいないようだ。

 

 

今でこそ思うんだけど
当時はコミュニケーションスキルの低さにくわえて、人の良いところを見るスキルも低かった。

 

 

男性の顔を見ずにほめていたから、反応もよく覚えていない(笑)

 

 

どんな女性が好きなのかという質問もした。
「明るい女性」という答えが多かった。
キレイな女性とか可愛い女性が好きと言う男性はいなかったが、「見た目が好み」でかつ「明るい女性」なんだなと感じた。

 

 

そのうち2名ほど指名してくれる男性が現れた。
1人は水道局で働くぽっちゃりしたメガネをかけた1児の父。
会話は仕事のことや休日の話。
下心があるのかないのか
よくわからないところが、わたしは話やすかった。
この男性は他のお店に私が移っても指名してくれるようになった。
気が合うということは、こういうことかなと、なんとなくわかった。

 

 

2人目は30代のお酒が好きなサラリーマン。
明るい性格で、私が「いただきます」と言って一気飲みしたのを気に入って、1回だけ指名された。
彼は自由奔放な大学生に恋をしているらしく、ちょっと切ない顔をしていた。
くわしいことはわからない。
恋人未満の関係だか、セフレだか、お財布係なのか・・・

 

 

いろんな男性が世の中にいる

 

 

世の中の男性たちの生活をまったく見てこなかった私は、男性はみんなバケモノだと思っていた

ところが、そうでもないかもしれないと思い始めた。

 

 

キャバクラに来る男性は女好きで女性を消耗品のように扱うやつらだと思って心の準備をしていたからか、想像していたよりも気持ち悪くはない。

やさしいフリをして手を出そうとする人もいなかった。( 中には暗闇に紛れて下半身を触らせてきた男性もいたが)

苦手な男性臭はタバコの臭いでそんなに気にならなかったし。

 

話をした男性たちは「若い女性と話をしたい、笑いながら普通に話をしたい」という感じがした。

 

それほど危険ではないと思えてきた。

 

赤坂のスナック

地元の田舎のキャバクラでまったく指名されない時給1800円の姉。
一方、妹は麻布十番の高級キャバクラの1位へ登りつめ、時給8000円以上、優雅なひとり暮らしをできるまでになっていた。

 

 

妹の腕時計が200万だと聞いて絶句した。
私のポケットには500円あれば良い方だった。

 

なんでこんな差がついちゃったのかな?(笑)

 

 

妹の話をきくと、お店にはものすごい美人が何人もいるらしい。
そんな美人たちの接客を見てみたくなった。

 

 

キャバクラをすんなり辞めて、
家から電車で45分かかる赤坂で働くことにした。

 

 

 

時給1700円。
キャバクラの服装はドレスだったが、赤坂の店はスーツが衣装だった。
お客は40歳以上のサラリーマンたち。
落ち着いたお店の雰囲気があって、店長(ママ)が頼れる女性だったことも良かった。
キャバクラのように店員に見えないところで触ろうとしたりする男性もいない。

 

 

接客方法をママが直接指示をしてくれて、部屋全体に気を配る姿勢を教えてくれた。

 

 

時には大きな失敗もした。
きれいな顔立ちの細身の男性がカウンターでウィスキーを一人で大人しく飲んでいた。
肌も髪もツヤツヤだった。

 

「髪に艶がありますね。とくに生え際がとてもキレイですね!」

 

見た目に気を使っている男性だと思ったので、大げさなくらいほめてしまった。
ところが、ママに慌てて小声で言われた。

 

ママ「あれはカツラなのよ。ふれないようにしてあげてね」

 

 

やってしまった・・・。
クビにされるかも。

ところがそれ以上のことはなく、
やさしいママだった。
ありがとう。 

 

 

そんなママでもクビにした女性がいた。
前の出版社の仕事を辞めたキレイめの女性だった。
早○田大学を卒業して論文は~で、就職して2年働いて辞めたそうだ。
高学歴で、話す内容もよくわからないけど何だか頭良さそうなことを話してくれる。
知的で素敵な女性と知り合えた!と思っていたら、一週間ほどしてママが

 

ママ「あの子はクビにしたの。」 

 

驚いてあんぐりと口を開けていると、理由を教えてくれた。

 

ママ「あの子、ちょっと話すことが自慢っぽいのよ。聞いててお客が嫌な気分になっちゃうのよね」

 

なるほど。
男性と話すときに、自慢っぽい話方はしちゃだめなんだと強く自分に言い聞かせた。

 

 

ある日、50代のチーフにもアドバイスをもらった。
チーフ「ママのしぐさを良くみてごらん。ママは旅館で働いていてね、勉強になるよ」

 

 

ママを観察してみた。
いつも和服で髪もしっかりセットしている。
時々ママは「毎日の髪のセットにもお金かかるし、着物も洗うと高いのよ。汚れないようにしてるんだけど」と言っていた。
髪と和服のコストが高いらしい。

 

 

狭いスペースでお客に飲み物を渡したり、食べ物のお皿をそろえたり、話しながら手はよく動いている。
よく動きながらもゆったりと見えた。
手の指先をそろえて、
袖を持つしぐさに女性らしさがある。

 

 

ママを真似てタバコの火をつけるライターに片手をそえてみた
なんだか、日本舞踊を踊ってるみたい

 

 

楽しい。
また一つ、キレイなるヒントを見つけた気がした。

 

チーフは本当に良いアドバイスをくれた。
ママやチーフには言えなかったが、お客が幼いころに強制わいせつしてきた男性に見えてくると妄想と怒りがこみ上げてくるので、 度々頭が混乱して真っ白になっていた。
動作に集中することで気持ちが落ち着いた。

 

 

地元よりも赤坂のおじさんのくるスナックの方が雰囲気に合っていたらしい。

 

 

次回はダイエットで見違えるようになる話。

2話に続く

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